整体・治療院開業の収支シミュレーション
整体院や治療院は施術者1人あたりの生産性とリピート率が経営の安定度を大きく左右します。BizSimでは施術者数・1日の患者数・施術単価・リピート率などを入力するだけで、月次収支と損益分岐となる1日あたり患者数を自動で算出します。
施術業態では人件費率が高くなりやすい一方、リピート率が低いままだと新規集客コストがかさみやすい構造になりがちです。消耗品費や機器のリース料も含めて総合的にコスト構造を見ておくことが望ましいといえます。
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パラメーター
シミュレーション結果
一般的な業界目安との比較です。実際の融資審査基準とは異なる場合があります。
| 費目 | 月額 | 年換算 | 売上比 |
|---|---|---|---|
| 人件費 | ¥56.0万 | ¥672.0万 | 29.1% |
| 消耗品費 | ¥7.0万 | ¥84.0万 | 3.6% |
| 家賃 | ¥18.0万 | ¥216.0万 | 9.4% |
| 広告宣伝費 | ¥8.0万 | ¥96.0万 | 4.2% |
| 水道光熱費 | ¥3.0万 | ¥36.0万 | 1.6% |
| 機器リース料 | ¥4.0万 | ¥48.0万 | 2.1% |
| その他固定費 | ¥4.0万 | ¥48.0万 | 2.1% |
| 合計 | ¥100.0万 | ¥1.2千万 | 51.9% |
| 月 | 売上 | 経費 | 利益 | 利益率 | 現金残高 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 182.9万 | 95.0万 | 87.9万 | 48.1% | 288.7万 |
| 2月 | 187.7万 | 97.5万 | 90.2万 | 48.1% | 377.3万 |
| 3月 | 191.2万 | 99.3万 | 91.9万 | 48.1% | 466.0万 |
| 4月 | 192.5万 | 100.0万 | 92.5万 | 48.1% | 554.7万 |
| 5月 | 191.2万 | 99.3万 | 91.9万 | 48.1% | 643.3万 |
| 6月 | 187.7万 | 97.5万 | 90.2万 | 48.1% | 732.0万 |
| 7月 | 182.9万 | 95.0万 | 87.9万 | 48.1% | 820.7万 |
| 8月 | 178.1万 | 92.5万 | 85.6万 | 48.1% | 909.4万 |
| 9月 | 174.5万 | 90.7万 | 83.9万 | 48.1% | 998.0万 |
| 10月 | 173.2万 | 90.0万 | 83.2万 | 48.1% | 1.1千万 |
| 11月 | 174.5万 | 90.7万 | 83.9万 | 48.1% | 1.2千万 |
| 12月 | 178.1万 | 92.5万 | 85.6万 | 48.1% | 1.3千万 |
| 施術者1人あたり月売上 | ¥96.3万 |
| 月間患者数 | 350.00人 |
| 人件費率 | 29.09% |
| リピート率 | 70.00% |
| 損益分岐患者数/日 | 7.00人/日 |
| リピート率[目安] | 70.00% (目安≥60.00%) |
| 人件費率[目安] | 29.09% (目安≤55.00%) |
| 利益率[目安] | 48.05% (目安≥20.00%) |
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開業に必要な資格・届出の目安
- 民間資格のみで開業できる「整体院」「リラクゼーション」は国家資格が必須ではありません
- はり師・きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の施術を行う場合はそれぞれ国家資格が必須です
- 柔道整復師として保険適用の施術(骨折・脱臼等の応急処置など)を行う場合は柔道整復師免許と施術所開設届が必要
- 無資格で「治療」「保険適用」などの医療行為を想起させる表示を行うことは法令上問題になり得ます
- 記載内容は一般的な目安です。最新の要件は保健所・都道府県・厚生労働省の関連窓口に必ずご確認ください。
整体・治療院の開業までの流れ
- 01施術メニューと資格要否を整理する
無資格で提供できる範囲と、資格が必要な施術(鍼灸・マッサージ等)を切り分けてメニューを設計します。
- 02物件選定と施術者数を決める
1日あたりの想定患者数から必要な施術ベッド数と物件の広さを逆算します。
- 03資格取得・届出の準備を進める
該当する国家資格の取得状況を確認し、必要な場合は施術所開設の届出を行います。
- 04内装・機器の導入と価格設定
消耗品費と機器のリース料を踏まえ、施術単価と損益分岐患者数を試算しながら価格を決めます。
- 05スタッフ採用と稼働シフトを組む
施術者1人あたりの生産性を意識し、人件費率が過大にならないシフト体制を整えます。
- 06リピート施策の導入と検証
次回予約や回数券などリピート率を高める仕組みを開業初期から取り入れ、実績を検証します。
よくある失敗パターン
施術内容と資格の対応関係を確認せずに開業し、後から表示や施術範囲の見直しを迫られることがあります。
新規集客の広告費に頼り続けると、リピート率が伸びず収益が不安定になりがちです。
1日に対応できる患者数の上限を考慮せずに単価だけを上げても、稼働の頭打ちで売上が伸び悩みます。
施術単価の設計時に消耗品費を見込まず、想定より粗利が薄くなるケースが目立ちます。
よくある質問
整体・治療院業態では一般的にリピート率60%以上が新規集客への依存を抑える目安とされ、BizSimでもこの水準を下回ると注意メッセージが表示されます。ただし適正水準は立地や施術内容によって異なります。
人件費・家賃・広告費などの固定費を、施術単価から消耗品費を差し引いた1人あたりの粗利で割ることで、1日に何人の患者を診れば黒字になるかを算出しています。
施術者数を増やすとその分人件費も増加するため、シミュレーター上では施術者1人あたりの月売上や人件費率が連動して変化します。増員が採算に見合うかを事前に試算できます。
はい。算出された収支やコスト内訳はCSV形式でダウンロードでき、Excelなどで複数の開業プランを並べて比較する用途にも使えます。